虹の架け橋

準備室に着くと電気が消されて真っ暗だった。
わざわざ消して帰ったんだ。

「はぁ〜。」

ため息をつきながら電気をつけた。

パーン!

「きゃ!」

なに!?
クラッカー!?

「お誕生おめでとう!中原!」

え?誕生日!?
私の?

「そう!もう12時過ぎてるから9月10日!」

「ほんとだ…忘れてた…。」

「ヒロが急に言い出してさ。そこらへんあさってたらクラッカーあってさ。使っていいのかは知らないけど…。」

「ありがとう。帰るの遅くなっちゃった…。ごめんね。」

日付変わってしまったよ…。

「いいよ!それに女の子1人で帰らせられないもんねー!」

女の子扱いしてくれるんだ。
嬉しいな…。

そして2人は家まで送ってくれた。
早風くんと2人になりそうになったけど
辻田くんが私達の雰囲気に気づいたのか
送ってくれた。


「2人共ありがとう。早風くんは家近いけと辻田くん遠くない?大丈夫?」

「あー今日はヒロの家に泊まるから大丈夫!」

お泊まりか…。
昔よくしたな…。
早風くんの家私の裏だけど…。

「そっか。じゃあ大丈夫だね。今日は何から何までありがとう。」

「いいえ!また困ったら言ってね〜!じゃあね!」

バイバイと手を降って別れた。

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