虹の架け橋
連嬢から住所を聞いた京ちゃんの案内で
地図を見ながらなんとか着いたものの…
私の目の前には見たことないくらいの
すごく大きい家が…。
「ねぇ京ちゃん。ほんとにこの家で
あってるの?」
「あってるんじゃない?連嬢って標識が
あるし…こんな豪邸とは知らんかったけど。」
ピンポーン。
「はい。」
インターホンを鳴らすと若い女の人の声が
聞こえた。
「あの王城京と言います。」
「はい。お嬢様のお友達ですね。
今、門を開けます。」
メイドさんかな?
そりゃこんな豪邸に住んでたらいるか…。
すると、大きな門が開いたので
みんな家に向かう。
門から玄関までが…遠い。
「ようこそ。お嬢様のお部屋に
ご案内します。」
玄関にはインターホンに出た人と
同じ声のメイドさんがいた。
私たちはメイドさんに付いていく。
「ホテルみたいー!」
「バカ!静かにしろ!」
大きな家に少しはしゃぐ陸くんに
ヒーローが落ち着かせる。
「ごめんごめん。凄すぎて…。」
苦笑いしながら言う陸くん。