僕らの涙事情
プロローグ
きっと遅かった。

全てが遅すぎたんだ。


もしあの時あの場所で貴方を知らなかったら、私はここにいなかったかもしれない。


でも出来るならもっと早く貴方に会いたかった。
貴方にこの手で触れたかった。



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