Ｊeｗel Ｍemory＊２つ年下

友(ﾄﾓ)。

小学５年生。


幼いなぁ。


あ、でも優より身長は高いか。




「あとね、これ健」


¨これ¨で説明された男の子。


健(ｹﾝ)。

中学１年生。

みんなからいじられてるっぽい。


可哀想な気もする。


でも、いじられる理由も分かる気が……。




「それから、巳波」


最後に、あたしの目の前にいる背の低い男の子。

ひょっとすると、優より小さい？


と、思われる、

櫻井巳波(ｻｸﾗｲ ﾐﾅﾐ)。






「可愛いでしょ？」


あたしが巳波を見たのを確認すると、
すかさず未来が言った。



暗くてよく見えないけど、

ここは一応…


「うん。
可愛い〜！」


空気を読んで大袈裟に可愛いって言っといた。



実はあたし、

空気読めない性格。





「…………」





ここで一瞬訪れた沈黙。


「優っ、優っ！」


それをカバーするかのように、
あたしの横で優が自分で自己紹介する。



「はいはい。
知ってるってば」


沈黙をカバーしてくれて、ありがとね優。





で、えーっと。





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