Jewel Memory*2つ年下
空も暗くなって家に帰った頃。
ベットに寝転がって木下くんとメール。
部屋が暑くてクーラーON。
メールの内容はね、
ドラマの話とかくだらないことばっか。
でも楽しいって思えるの。
木下くんは、
巳波と違ってメールを中断しないから、
日付が変わった後も継続中。
気付いた時には、ケータイを開いたまま寝ちゃってて。
『ごめん、、、
昨日寝ちゃった』
朝、起きてすぐに送信しといた。
それにしてもさ、
巳波がケータイ使えなくなってから、
どれくらい経ったんだろ。
『巳波…。
あたし、巳波が優しいから甘えすぎた。
ごめんね。
でも、こんなに誰かを好きになったこと。
今までなかったよ。
巳波、大好き』
あたし、ほんっとバカ。
こんなの送ってどーすんのよ。
でも、やっぱ無理。
耐えらんないよ。
こんな寂しいのヤダ。
泣きそうになりながら、送信。
早く、返信してよ。
会いたい。
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