Jewel Memory*2つ年下



無意識に呟いて、
目尻が濡れていることに気がついた。



……あたし、泣いてたの?





♪〜♪〜♪



メール。



朝から鳴り響く着うた。




今までのって、

夢?



巳波と、すれ違い際に目が合って、

手を振ったら笑ってくれた夢。

だったの?



なんでよ。

なんで、こんな夢見ちゃうの?


余計に巳波に会いたくなっちゃうじゃん。




さっきから聴こえる音楽は、


巳波からのメールを知らせる音楽…‥





じゃなかった。



相手は優。



バカ優。

タイミング悪すぎ。


巳波からかもって期待しちゃったじゃん。




―――――

本文

今日、何時から遊ぶの?

―――――



え?


遊ぶ?



そんな話してたっけ?




そーいえば未来が昨日


「明日、由紀乃も遊ぶでしょ?

巳波も誘うから」



って、言ってた‥




ってーー!

ちょっと待って!!



遊ぶ?

巳波も一緒?



待って、じゃなくて、

あーーもう、落ち着けあたし。




と・に・か・くっ、


簡潔にまとめると、
巳波に会える!ってことだよね。



本当に!?

マジで!?


巳波に‥‥会える〜〜〜♪





.
< 121 / 267 >

この作品をシェア

pagetop