Jewel Memory*2つ年下
無意識に呟いて、
目尻が濡れていることに気がついた。
……あたし、泣いてたの?
♪〜♪〜♪
メール。
朝から鳴り響く着うた。
今までのって、
夢?
巳波と、すれ違い際に目が合って、
手を振ったら笑ってくれた夢。
だったの?
なんでよ。
なんで、こんな夢見ちゃうの?
余計に巳波に会いたくなっちゃうじゃん。
さっきから聴こえる音楽は、
巳波からのメールを知らせる音楽…‥
じゃなかった。
相手は優。
バカ優。
タイミング悪すぎ。
巳波からかもって期待しちゃったじゃん。
―――――
本文
今日、何時から遊ぶの?
―――――
え?
遊ぶ?
そんな話してたっけ?
そーいえば未来が昨日
「明日、由紀乃も遊ぶでしょ?
巳波も誘うから」
って、言ってた‥
ってーー!
ちょっと待って!!
遊ぶ?
巳波も一緒?
待って、じゃなくて、
あーーもう、落ち着けあたし。
と・に・か・くっ、
簡潔にまとめると、
巳波に会える!ってことだよね。
本当に!?
マジで!?
巳波に‥‥会える〜〜〜♪
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