Jewel Memory*2つ年下



いきなり、ベットの上に置いてあった、ぬいぐるみを、
あたしに向けて投げてきた。


「いったぁーい」


コイツ〜、ムカつく。



「急に投げんなよ」


言い返しながら、投げ返す。



「バーカ☆」


そして。

また投げ返されて。


バカと、はっきり言われたあたしは……


「ちょっとぉ!」


逃げる優を追いかける。



トランプに夢中になってた未来と巳波も、

さすがに騒がしかったみたい。


珍しそうに、あたしたちを見てた。




あーぁ。

また、やっちゃったよ。


優とじゃれ合ってると、巳波と話す時間なくなるし。



あたしと優。
未来と巳波。

っていう、変な組み合わせにもなるし。


誰と誰が結ばれてんだよーって感じじゃん。



「ねー、4人で遊ぼーよ」


優とのじゃれ合いの末、みんなに言ってみたり。


「なにする?」


それに答えてくれた未来。


さすが、あたしの妹。


「怖い話しよー?」


なんで、ここで怖い話かって?


だって。

他に思いつかなかったんだもんっ。





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