Jewel Memory*2つ年下



「こーゆー話してるとマジで出てくるって」


そうそう。

出てくるって、ゆうれ…



怖くて言えない。




「やめようって言って、やめるのが1番安全だし」


そうだよ〜。

って、巳波、ちょっと怖がってる?



「は?
おまえ怖いの?」


優、それは言っちゃダメだよ。


「いや、そーゆうんじゃなくて」


ほら、巳波困ってる。


なんかウケるし。



「ねぇ、飽きたー。
違うことしよー」


そこに助け船を出した未来。


たぶん、助け船を出した本人も怖いんだと思うけど。


気は強いのに怖がりだし。



「優、違うことしよ?」

あたしも2人の意見に賛成して。


優以外のみんなが、これ以上は無理な雰囲気。


だから、怖い話はここで終了ってことで。




「みんなで大富豪しようよ」


未来からの提案に、ノリノリの男子2人。


「あたし見てる」


大富豪とか、あんまやりたくない。


弱いし。


「3人でやっていーよ」





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