Jewel Memory*2つ年下
多少のブーイングはあったものの、
あたしは全力で断って。
只今、見学中。
優は1位上がりで、未来と巳波が残った。
「もうマジ嫌〜」
「何が?」
「だって、今週の土曜日、高校見学だよー」
「どこの高校行くの?」
そんな話を優と繰り広げていると、
「ヤッター!!
ざまぁみろ♪」
未来の喜んでる声がした。
未来の勝ちか。
「いや、これは本気じゃなかった」
巳波ってば、言い訳してる。
「うわー、負け認めろよ」
未来からの鋭い一言。
それを聞いて、
「もう1回勝負!」
どうしても勝ちたかったみたいで。
もう1度、優を抜いた2人で大富豪を始めてた。
「中学校、あと少しで卒業なんだよね」
残った優とで、ちょっぴりテンションダウンな話題。
「そしたらさ。
みんなバラバラなんだよね」
あ、でも。
3人は同級生だから離れるのは、
あたしだけ、か。
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