Jewel Memory*2つ年下



「だってじゃないっ」


「怖いんだもーん」



あたしは早く友香ちゃんに仲直りしてほしかった。


なのに。


仲直りして?


って言えば、怖いから謝りたくない。


だってさ。





しかも、その友達の悪口言い始めちゃったよ。


ダメだ、こりゃ。



「あたしはココと一緒にいたいの〜〜!」



友香ちゃんに対して、

わがままなのも、
酷いこと言ってるのも、


全部承知。




だって、本当にココが隣にいてくれなきゃ嫌なんだもん。



離れてみて、よく分かった。



ココにどれだけ支えられてたか。


ココの笑顔に、どれだけ癒されてたのか。



話してるだけで、いつも元気をもらってた。




相談するなら、ココが1番、って決めてた。



巳波とのことを、1番話してたのはココだから。


大親友だから。




相手があたしを、ちゃんと親友って思ってくれてるかは微妙だけど。



それでもいい。


相手にどう思われてても。


あたしにとって、かけがえのない存在。





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