Jewel Memory*2つ年下



でも、本当の理由は違うよ。


あたしが勉強しないのは、やる気が出ないから。



巳波にメールしようか迷ってて。


いっつも怖くて送れなくなる。


気付いたら深夜になってるしね。



このままだと、自然消滅しちゃいそうなの。


不安で勉強どころじゃない。






「未来、あたし寝る」


「え?
なんか寝るの早くない?」


「うん、おやすみ。
また明日ね」



『おやすみ』


未来の言葉を聞く前に、リビングを出た。






どーしたらいいんだろ。


あたしは、このままでいいの?


メール送らなくていいの?




ベットに入ってから、なぜか涙が溢れてきた。


寂しいんだ。


1人ぼっちになったみたいで。







そして、そんな夜。


またキミに会った。


キミは一体‥‥‥




誰なの?





.
< 159 / 267 >

この作品をシェア

pagetop