Jewel Memory*2つ年下
それに、あたしは拓が好き。
だから木下君には、
もう恋愛感情とかは持ってない。
「やっと着いた〜」
隣から優の声が聞こえる。
前方に視線を送ると、目的地の公園が目の前にあった。
大きくて、遊具が沢山ある公園。
他にも数人、遊びに来てる。
あたしたちは、いろんな場所へ移動して、思いっきり遊んだ。
楽しい時って、
時間を忘れるくらい
夢中になる。
だからかな。
時間がいつもより、早く過ぎていくみたい。
緑が広がる芝生の上で、
みんなが笑顔になる。
「ねぇ、後ろ乗りたい」
笑い声に包まれる中、
未来が巳波が乗る自転車の後ろを指差した。
「んじゃ、3人で乗らね?」
そこに優も参加。
結局、巳波が自転車をこいで。
真ん中に未来。
1番後ろに優が座った。
何回も、広い公園内を自転車で走る。
3人乗りとかスゴっ。
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