Jewel Memory*2つ年下
最愛の炎
月曜日、学校が始まっても上の空。
「由紀乃、なんか今日テンション低くない?」
ココに言われるのも無理ない。
だってあたし、テンションの上げ下げ激しいもん。
只今悩み中。
日曜日、優とメールした。
『告られた』
『誰に?』
『サッカー部の人』
『3年生?』
『うん』
優もサッカー部だから、これは大ヒントなんだけどな。
『誰!?』
『あとで直接教える』
こんな感じの流れになりまして。
何となく、優には話しておきたかったんだ。
ココにも相談しよう。
考えてる間に昼休みが近くなる。
なんか、告られた報告とか恥ずくてできない。
って、自分で告って両想いになった時の報告のが恥ずいっつーの。
あの時は、今よりもココのこと知らなくて。
浅い絆だったのに、よく言えたよな〜。
ま、それだけココとは気が合ったってことか。
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