Jewel Memory*2つ年下





「待ってるねー♪」



呆気なく時間は過ぎ、給食準備。



ココは当番でコンテナ室に向かってる。


あたしはその間、3年と2年の使ってる校舎の境目?っぽい場所で待機。





この時間帯、いろんな人がこの場所を通るんだ。


巳波には会ったことないけど、優にはしょっちゅう会ってた。




1人が嫌いなあたしにとって、この待ち時間は大敵。


だけど今日は大丈夫。




「お〜、愛」


少し経ってから、愛を発見したから。


「誰待ってるの?」


質問されて、

「ココ!」

元気に答えた。



たぶん、あたしはココの話をする時、いつも元気だと思う。


大切な親友だから。


あたしはココが大好きなんだ。





「仲良いね」


「うん」





愛も友達を待っているらしく、その待ち時間、一緒に喋った。


1人じゃないことに胸をなで下ろす。





直後、次々に通る生徒を見て、何だか……



嫌な予感。



こーゆー時の予感は、大抵

的中しちゃったりしなかったり。





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