Jewel Memory*2つ年下
まぁ、どっちでもいいとして。
嫌な予感、当たっちゃったっぽい!!
前方から歩いてくる、好みでない群れ。
って言っても5人くらいだけど。
あたしより身長が断然高い。
その中に、ヤツは紛れ込んでいた。
マジ有り得ないっ。
瞬間的に視線を遠くにズラす。
じゃなくて、
無意識のうちにズラしてた。
なのに、ちょこっとだけ視界に入る。
あの人、こっち完璧見てんじゃん。
見ないでよ〜堀川竜。
よし、このまま気付いてないふりしてよ。
ようやく堀川竜が愛の隣を通過し終え……てない。
愛と何か喋ってるし。
気まずくなって、即座に視線を足元に移した。
ココってば、早く来てよお。
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