Jewel Memory*2つ年下
「「ただいま〜」」
未来と、声を揃えて帰宅。
「おかえりー」
リビングから、
ママの声とテレビの音が聞こえてくる。
夕食後。
あたしと未来は、2階の未来の部屋で
のんびり会話中。
ちなみに、あたしの部屋は1階。
ベットだけ未来の部屋に置いてある。
だから、寝る部屋は未来と一緒なんだ。
「今日楽しかったね〜」
ソファーに体を任せ、
勉強机の椅子に座っている未来を見た。
「うん♪
ねぇ由紀乃、巳波にメールしてみれば?」
あたしの顔を見ては、
メールしなよ!と急かす。
「…うん。
でも、なんて送ればいいと思う?」
ケータイを開いてはみたものの。
メールの作成画面のまま指が止まっちゃった。
「なんでもいいよ」
悩むあたしとは対称的に、未来は適当に答えてくる。
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