Jewel Memory*2つ年下
真実の愛
12月中旬。
───昼休み。
『諦めない』か。
堀川竜から、毎日メールが来る。
嬉しいけど、辛い。
今じゃメールが来るのが日課。
でも、やっぱり友達以上には見れないよ。
「巳波、いるね」
サッカーボールを追いかける姿。
楽しそうだなー。
今じゃ、目が合うのが恥ずかしくて、まともに巳波を見れないけど。
「あたしたち、大親友だよね」
ココと2人で、他愛のない話をする。
「え〜」
拒否るココに、
「おばあちゃんになっても、仲良くするって言ってたじゃん」
拗ねるあたし。
「中学卒業しても、また会えるよね?」
12月、卒業がどんどん迫ってくる。
「うん‥仕方ないから会ってあげるよ♪」
もうっ、仕方なくないってば。
「新潟っていってもさ、1日あれば車で行けちゃうし、そんな遠くないよね?」
「夏休みとかは、こっち帰って来るから」
「マジで!?
じゃあ〜‥
夏祭り、また一緒に行きたいね」
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