Jewel Memory*2つ年下



「約束したじゃん?

あたしたち、おばあちゃんになっても親友‥

じゃなくて、大親友でいてくれるんでしょ?」


「いや、言ったけどさあ」


「じゃあ、いーじゃん♪

こんな話じゃなくて、面白い話しようよ」


あたし、約束は守るタチだから。




「あ、そーいや、もうすぐクリスマスだね。

優と、その話で盛り上がっちゃったし」


「そーなんだ」



まだココ、笑ってない。

笑えよ〜!!





「堀川竜、諦め悪いんだけど〜。

アド変しちゃおっかな〜」


「しちゃえば?」


ダメだ。

まだ笑ってない。




「ねぇ今度さ、またプリ撮りに行かない?

あとカラオケ!!

また音痴に熱唱してあげちゃうし♪」


「ホントだよー。

アニソンばっか歌って、声ウケるし」



あ、ココが笑った。



「でしょでしょ〜。

マジ行こ!

で、ついでに買い物して……
面白い人探そう」


「いいよー」




ココが、いつもみたいに笑い出した。


良かった。





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