Jewel Memory*2つ年下



1度、目を擦ってから、あたしは巳波のメールに返信した。




『大丈夫だよ。
気にしないで』って。




♪〜♪〜♪


いつもなら、もう少し経ってから流れる音楽が耳に入る。



―――――

本文

今日、由紀乃と俺が抱き合ってる夢見た!

―――――



↑って、もう次の話に変わってるし。


しかも、メール読んで顔がニヤけるあたし。


ヤバいよね!!


未来に見られたら終わる。



あたしはそっと隣のベットを覗き込んだ。


セーフ…。


未来は、寝息を立ててスヤスヤ眠ってる。



―――――

本文

そーなんだぁ。
ちょっと嬉しいかも♪

―――――



未来が起きないように、ケータイをマナーモードに設定して〜‥


メール送信☆



さすがに“嬉しい”とは送りにくいし。


¨ちょっと¨を付け足したりして。



だって、こーゆーこと言われたの初めてだし。


なんて返せばいいか分かんないもん。





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