Jewel Memory*2つ年下





みんなは気付いてなかったかもしれないけど、


遊んでる間、ずっと巳波のこと見てた。



目で追いかけてた。



その笑顔を、これから先忘れないように。






今日は、キミの面白い意外な一面を見つけた記念日になりました。




また1つ、キミのことを知ることができて嬉しかった。





次に遊ぶ時は、普通に話したいな。


いつか未来と優にも、

あたしたちの関係を報告しなきゃね。





中学3年の暑い日が続く今日。


あたしはまた新しいスタート地点に立ちました。



ゴールがどんなに遠くても、もう逃げたりしない。



あたしは巳波が好きだから。



この恋が、あたしに光をくれたから。




もし最後が涙だったとしても、


その涙はどんなものよりも価値があるはずだから。


どんなものよりも、輝きを放っている宝だから。



後悔だけはしないように、真っ直ぐに進んで行こう。




あたしたちを、風が暖かく包み込んだ。



『きっと大丈夫』



そう伝えるかのように。




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