Jewel Memory*2つ年下
いつになったら、幸せになれる?
あたしにとっての幸せって何?
巳波、大好きだよ。
好きすぎて、辛いんだよ。
本当は…
―――――
本文
さようなら
―――――
離れたくなんかない───
家に帰ってからケータイを充電すると、電源を入れた。
と、同時に受信メールが一通。
その文字に急に離れることを実感して、耐えられなくなった。
こういう時、頼れるのは1人しかいないんだ。
『電話していい?』
気付いた時には、涙が頬を伝ってポロポロと流れる。
未来の部屋に飛び込んで、ベットに倒れ込んだ後に。
優に一言メールして、
『いいよ』
返事を見て電話をかけた。
「優ぅ〜‥
あたし最低だ」
向こうの声も聞かずに、コールが切れてすぐ話し出す。
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