Jewel Memory*2つ年下



『俺は束縛はしないよ!
自分の道は自分で決めたいもんね』



巳波にとっては大したことじゃないかもしんない。


ちょっと、カッコつけただけかもしんない。


それでも、今のあたしは束縛されたいって思った。


そっちのが愛されてる気がするから。



せめてあたしが男子と遊んでたら¨妬く¨、そう言ってほしかったよ。




♪〜♪〜♪


落ち込んでる自分に呆れてると、ケータイがまた鳴った。



―――――

本文

もし由紀乃が高校行ったら、誰かと付き合ってるよね。

そしたら俺のこと忘れていいよ↓↓

―――――



…え?


付き合ってる?


あたしが?



そんなことないってば。


ばっかじゃないの。


しかも忘れるとか無理だよ。





『巳波は彼女つくんないの?』



『うん!』



『あたし、高校行っても付き合わないかも』



『俺も。
どーせなら由紀乃と…』




時々分からなくなるんだ。



『付き合えたら、付き合おう』


その後に巳波から来たメール。



付き合えたら?


それってどういう意味?




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