あなたがいたから、幸せでした。


「ただいま。」


淡々とした調子で言って、私は家に入った。

別にそれ以上言う事無いし、

私の中でそれはいつしか義務化していた。

誰も聞いてくれないけれども。

少しは返事がほしかった。

望みすぎてもどうにもならないけど、

やっぱり思っちゃうんだ。


あ~、何か眠いなぁ


そう思ってたら、本当に寝そうになっちゃった。

いや、それにしても眠いよ?

何でだろ・・・

いっぱい泣いたから?

今日は嬉しい事があったから?

何でかなぁ

まあでも、今日はもう寝よう。


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