あなたがいたから、幸せでした。
ちょっと酷いかも。
「・・・っ、ラナ!?
いつの間に・・・?」
麻菜ちゃんが聞いた。
「はぁ。
あたしは今さっき来たよ。
さっきの、麻菜が色々言ってたとこから。」
そうラナちゃんが言うと、
あ、
と少し気まずそうな顔をした麻菜ちゃん。
とりあえず、私は彼と一緒に靴を履き替えて、
教室に行く。
また、みんなに何か言われるんだろうなぁ。
しょうがな・・・
「大丈夫だから」
彼は、さらりと言ってのけた。
ありがとう。
私が不安がってた事、分かってたんだ。
やっぱり優しいんだね、あなたは。