あなたがいたから、幸せでした。


途端に、バッと引かれる右手。


「えっ、ちょっと!」


私はしまった、だまされた、

そんな事を思った。


だって、どうせこの後私に嫌がらせをするんでしょ?


「大丈夫、安心して。

悪い事はしないの。

ただ、あなたにとても酷い事をした子達に謝らせるのよ。

本当に、私のせいだわ。

ごめんなさい。」


それって、昨日の事、なのかな?

でも、何で彼女が知ってるの?

亜美さん、あなたはいったい・・・

何がしたいの?

私には理解できないよ。



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