あなたがいたから、幸せでした。

「何で？？

酷いよ、みんなして。

私はね、ず～っと我慢してたの。

ヌードとか勝手に撮って。

そういうのはね、いけない事なんだよ。

とにかく、富山さんに謝って！！

写真も消させてあげてよ。」


そう言った亜美さんの横顔は、

どこか悲しそうで。

だからか私は、

亜美さんの事を信じられる気がした。


「亜美･･･

あたしの事分かってくれてんのは、

亜美だけだと思ってたのに。

裏切るんだぁ･･･」


まあ、いいよ


と、呟いて、麻菜ちゃんは私にスマホを投げてきた。


「ごめんなさーい」


麻菜ちゃんはそう言って、私に謝った。

全然心なんてこもってないよね？


「早く消すなら消せよなっ！！」