あなたがいたから、幸せでした。


「麻菜・・・。

うん、そうだよ。そしたら私が止めに入るから。」


ごめんね、みんなを悪者にしちゃって。

できれば私が悪者になってあげたいけど。


「亜美さ、今絶対〝ごめん〟って思ったでしょ?」


ラナに言われて、ギクッとする。


「え・・・、いやぁ」


「クスッ

亜美って分かりやすいんだよ。

でも、あたし達はこれで良かったって思えてるんだ。

だから、亜美がごめんって思う必要なんてどこにもないんだよ?」


アリスの言葉に全員がうんうん、と頷いた。


「みんなっ、ありがとう!」


私はいい友達に恵まれたんだ。

みんな、ありがとう。

私、少し嬉しいよ。


「で、どういう風なイジメがいいの?」


考えてなかった・・・



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