あなたがいたから、幸せでした。


いろいろ、というのは

私のイジメの事だろう。


「あの頃はホントにごめんね。

あたし達、

全然優夏の気持ちなんて考えなかったし。」


「もう終わった事でしょー?

いいんだって、そんな事。

早く忘れて、私達は仲良くしよ?

今は体育祭を精一杯楽しもう!!」


私が明るく言って、

みんなはうんっ、と頷き笑う。


私はあの日から4日たった今、

みんなのいいところとか、

優しさとかがたくさん分かったんだ。

仲間思いの優しい子達だったから、

私をイジメるのも当然だとは思う。


今はもう、

終わった事だから気にしないけどね!






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