あなたがいたから、幸せでした。
私が今着ているのはメイド服。
実を言うと、メチャクチャ恥ずかしい!
「美智留、はいっ」
私は美智留にバトンを渡した。
そう、実は私の後ろは美智留だったんだ。
「オッケー、優夏、お疲れ!
似合ってるよ!」
最後に美智留がわけのわからない事を言って、
走っていった。
「優夏、お疲れ!」
私の前に走っていた子が言う。
「うん、ありがとう。
この服脱いじゃダメなのかな?」
私が言うとその子は、
「走り終わったら、
誰が1番可愛いか審査されるのよ。」
「え゛。
じゃあ私いても意味ないじゃない。」
「はぁ。
ここまで鈍感だとは思ってなかったわ。
優夏が絶対選ばれるのに。」