あなたがいたから、幸せでした。
「お、勝ったんだ。
やっぱり強いな、俺らのクラス!」
咳がいつの間にか止まっていて、
俺は普通に話していた。
相変わらず心臓は痛いけど。
我慢できなくは、ない。
優夏に心配はかけたくない。
どうしてこんな事が思えるのか、
俺にしちゃあ不思議。
もしかして俺は。
この短期間で、優夏が。
「・・・それはさすがに」
うん、うん、と1人納得していると、
「どうかした?」
と、可愛い顔して優夏が聞いてきた。