あなたがいたから、幸せでした。



「・・・私も」


「ん?」


「私もきっとそれと同じの想像したよっ!

私達って、似た者同士なのかもね。」


優夏と同じ事を。

すごい偶然じゃねーかな?

実は少し・・・いや、とっても嬉しかったり。


「ボタンのような、綺麗な白い花。

私これを死ぬまで忘れないよ。」


俺も


言いかけた言葉をのみこんで、

ほほ笑んだ。

だって俺は。

いつ死ぬのかも分からないから。



〝死ぬまで忘れない〟


その言葉がウソになりそうで。

結構怖かったりする。





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