あなたがいたから、幸せでした。


私が気付くのは、いつも遅い。

だからみんなに最悪な事をさせてしまう。


みんなは悪くないんだって、

声を大にして言いたかった。


ただのすれ違いだったけど、

私は怖かった。


誤解なんて、解けなかったんだ。


私は全く弱い人間だったから。


みんなも、優しすぎるんだって。


今では仲間として私を輪の中に入れてくれる。





ねぇ、拓馬。


私は気付けない人だから。

拓馬が本当の事を話すまで待ってるから。

だからどうか。





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