あなたがいたから、幸せでした。
苦しいなら苦しいって、
辛いなら辛いって、
ちゃんと言葉にしないと分かんないんだよ?
「拓馬っ!
苦しいなら、辛いなら、
私を頼ってよ!!私・・・っ」
「ふぅ・・・。
俺ならもう大丈夫だよ、優夏。
心配なんて要らないって。
だから・・・」
そう言って拓馬が私に寄りかかってきた。
いや。
正確に言うと、倒れた。
「たっ、拓馬ぁーーー!!!」
私は馬鹿みたいに大声を上げた。
「だい、じょうぶ、だって。
ごめ、びょうい、ん・・・
あと、ゆか、にわたしと、きたいもの、が・・・」