あなたがいたから、幸せでした。


でも、期待も無しに生きろっていうの?

そんなの、無理、だよ。


そして私は、その後の授業をボーっと受けた。


キーンコーンカーンコーン 

キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン


うぅん、授業終わったー!

まあ、それからは目立った事はされなかったし、

大丈夫だったかな。


さてと。


家へ帰りますか。


「なんかさ、最近物足りないんだよね。」


「何が?」


「そんなの分かってるじゃん。

あいつよ。

まだ音をあげないじゃない?」





< 39 / 430 >

この作品をシェア

pagetop