あなたがいたから、幸せでした。
でも、期待も無しに生きろっていうの?
そんなの、無理、だよ。
そして私は、その後の授業をボーっと受けた。
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
うぅん、授業終わったー!
まあ、それからは目立った事はされなかったし、
大丈夫だったかな。
さてと。
家へ帰りますか。
「なんかさ、最近物足りないんだよね。」
「何が?」
「そんなの分かってるじゃん。
あいつよ。
まだ音をあげないじゃない?」