あなたがいたから、幸せでした。
「へー、そっかぁ。
今日はありがとね。」
「どうも。
亜美のメイクとかならいつでもやれるって。
また頼んでね~。」
「うん。ところで髪のセットは誰がす・・・」
「いやぁ、遅れてごめん!
あたしが髪のセットするよ!」
私の言葉を遮ったのは、凛だった。
ってか、凛!?
「えっ、凛が髪のセットすんの?」
「あったり前!!
あたしじゃなかったら誰がすんの?
資格はちゃんと持ってます~!」
へー、凛が・・・
そっかぁ。
「じゃあ凛、あたしは会場で待ってるから、
イイ感じに仕上げてねー!」
美智留がそう言って会場に戻っていった。