あなたがいたから、幸せでした。
「亜美の髪質って綺麗なんだよね~。
いつかは、やりたかった!
亜美、とびっきり可愛くするからねっ!」
おぉ、何か気合いがすごいよ??
そうこうしているうちに、
髪がどんどんセットされていく。
す、すごい・・・
鏡を見て恐縮するばかりの私。
恐れ多いわ、凛って。
すごすぎっしょ。
「でーっきた!」
「すっごーい!凛、ありがと!」
「それほどでも・・・。
あ、もうこんな時間だ。
あと3分で式が始まるよ?
覚悟はできた~?」
「とっくにできてますっ」
タキシード姿の彼は、
カッコいいんだろうな、なーんて。