あなたがいたから、幸せでした。
コホン
と、優夏が咳払いして
私を見た。
「亜美・・・、いや、志場亜美さん。
この度は誠にご結婚おめでとうございます。
今後とも夫婦仲良く円満にお過ごしください。」
「・・・っ!優夏!
ありがとう!ありがとう。
大好きだよ。」
それからみんなにおめでとう、と言われて
私達はみんなで写真を撮った。
大きな写真になったけど、
私はみんなでいられる事が嬉しかった。
浩平とテラスに出て、
私は思った事を口にしてみた。
「みんなが私達の事を祝ってくれてるよ。
浩平、一生私を離さずに
幸せにしてねっ!」
「おう、たりめーだろ」
そうやって照れ臭そうに笑う浩平に、
私は嬉しくなった。