想いと涙の結晶
転校生〜再会〜
チャイムが鳴り、授業が終わった。
女子は、ダッシュで転校生…哉太を見に行っていた。
私も、行こうとしたが先生に呼ばれた。
「水原さん、きょっと来てくれるかしら。」
げっ…
怒られるのかな…?
ところが怒られはしなかった。
「川崎くんと知り合いなの?」
という質問だった。
「あ、はい。」
「そうなんですか…。今、川崎くんのお母さんが学校にこられてるの。だから、職員室にきてくれる?」
「あ、わかりました。えっと…哉太は?」