お金より体力が大事?
危ないWデート
雨咲小花と仲元佑子は、小説家と秘書ではなく、古くからの友人として休暇を楽しむことにした。
2人が出版社からもらったというチケットは、とある島の中にある新しいアトラクションの宣伝スタッフ用にとっていたチケットだった。
島までの遊覧船までの交通費と島の中でのホテル代、そしてアトラクションの入場料が無料で楽しめるのだ。
「新しいアトラクションって何?」
「え~となになに・・・サバイバルおにごっこをして、ごちそうを楽しむ。そしてミュージカルのショーがある・・・これが1日目。
それで翌日には、会場内で参加している男女がお互いを知る会話をどんどんしていく?
夜にはカップルになった人はそのカップルでペアを組み、その他の人はくじ引きでペアを組み、きもだめし??
そいでもって3日目には告白タイムがあって、正式なカップルが誕生して・・・って・・・これって・・・。」
「婚活パーティーじゃない!!!」
「うっそ、はめられたのよ。私たち・・・。」
「でもまぁ・・・来ちゃったものは仕方ないよね。」
「そうね。自分からホイホイ指名しなきゃいいだけだもん。
経験の1つってことで参加するしかないわね。」
結局、2人はそんな婚活パーティーに参加せざるをえなくなってしまったのだった。
まず、初日・・・サバイバルおにごっこ。
ルールはサバイバルゲームをもじったおにごっこ。
センサー付きの拳銃を持ち、他の参加者を撃って倒してゴールへ進んでいく。
そのときに気に入った異性がいたら守ることもでき、守る相手が決定しているなら敵になる相手の攻撃は半分になってしまうという特典付き。
「これは・・・ゲーム中のパートナーがいた方が断然有利なゲームなのね。」
「そうね。ひとりだと女性が圧倒的に不利だもの。」
2人は頭でわかっているものの、自分たちを守ってくれるパートナーなんているのかと不安になってしまった。
とにかく、拳銃から逃げまどいながら走っていると、小花がつまづいて前に倒れそうになった。
「小花っ!!」
「危ないっ!」
「えっ?あなたたちは・・・あのときの?」
佑子はすぐに声をあげそうになったがすぐに、植込みの中へと4人が隠れた。
「やぁ、また会ったね。イケメン兄弟の真崎達哉と祐司だよ。」
小花を抱えた祐司はメガネをかけていなかったのですぐにはわからなかったが、スーツでない祐司は初めてみたときのようなするどさを感じられなかった。
「す、すみません。私・・・撃たれても文句いえませんよね。
撃ってください。
すぐ、抜けますから。」
「あの・・・。よかったら僕のパートナーになってくれませんか?
これもめぐり合わせというか・・・縁だと思うし。」
「じゃ、俺は佑子ちゃんとペアだよ。」
「えっ、私もいいんですか?達哉さんは人気ありそうなのに。」
「べつに俺たちは誰もつるんでないから、かまわないよ。
今回は、親父がどうしても行って来いってうるさいから来ただけだから。」
「お父さんが?」
「ええ、とくに僕はもう30超えてますから父がうるさくてね。
達哉と佑子ちゃんなら、僕と小花ちゃんで行きましょうか。
それとも、僕ではおじさんすぎてダメかな。」
「い、いえ・・・祐司さん30超えてるようにはぜんぜんみえません。」
2人が出版社からもらったというチケットは、とある島の中にある新しいアトラクションの宣伝スタッフ用にとっていたチケットだった。
島までの遊覧船までの交通費と島の中でのホテル代、そしてアトラクションの入場料が無料で楽しめるのだ。
「新しいアトラクションって何?」
「え~となになに・・・サバイバルおにごっこをして、ごちそうを楽しむ。そしてミュージカルのショーがある・・・これが1日目。
それで翌日には、会場内で参加している男女がお互いを知る会話をどんどんしていく?
夜にはカップルになった人はそのカップルでペアを組み、その他の人はくじ引きでペアを組み、きもだめし??
そいでもって3日目には告白タイムがあって、正式なカップルが誕生して・・・って・・・これって・・・。」
「婚活パーティーじゃない!!!」
「うっそ、はめられたのよ。私たち・・・。」
「でもまぁ・・・来ちゃったものは仕方ないよね。」
「そうね。自分からホイホイ指名しなきゃいいだけだもん。
経験の1つってことで参加するしかないわね。」
結局、2人はそんな婚活パーティーに参加せざるをえなくなってしまったのだった。
まず、初日・・・サバイバルおにごっこ。
ルールはサバイバルゲームをもじったおにごっこ。
センサー付きの拳銃を持ち、他の参加者を撃って倒してゴールへ進んでいく。
そのときに気に入った異性がいたら守ることもでき、守る相手が決定しているなら敵になる相手の攻撃は半分になってしまうという特典付き。
「これは・・・ゲーム中のパートナーがいた方が断然有利なゲームなのね。」
「そうね。ひとりだと女性が圧倒的に不利だもの。」
2人は頭でわかっているものの、自分たちを守ってくれるパートナーなんているのかと不安になってしまった。
とにかく、拳銃から逃げまどいながら走っていると、小花がつまづいて前に倒れそうになった。
「小花っ!!」
「危ないっ!」
「えっ?あなたたちは・・・あのときの?」
佑子はすぐに声をあげそうになったがすぐに、植込みの中へと4人が隠れた。
「やぁ、また会ったね。イケメン兄弟の真崎達哉と祐司だよ。」
小花を抱えた祐司はメガネをかけていなかったのですぐにはわからなかったが、スーツでない祐司は初めてみたときのようなするどさを感じられなかった。
「す、すみません。私・・・撃たれても文句いえませんよね。
撃ってください。
すぐ、抜けますから。」
「あの・・・。よかったら僕のパートナーになってくれませんか?
これもめぐり合わせというか・・・縁だと思うし。」
「じゃ、俺は佑子ちゃんとペアだよ。」
「えっ、私もいいんですか?達哉さんは人気ありそうなのに。」
「べつに俺たちは誰もつるんでないから、かまわないよ。
今回は、親父がどうしても行って来いってうるさいから来ただけだから。」
「お父さんが?」
「ええ、とくに僕はもう30超えてますから父がうるさくてね。
達哉と佑子ちゃんなら、僕と小花ちゃんで行きましょうか。
それとも、僕ではおじさんすぎてダメかな。」
「い、いえ・・・祐司さん30超えてるようにはぜんぜんみえません。」