お金より体力が大事？
とりあえず、２人は婚約をして小花が大学を卒業するのを待ってから結婚することにした。

「さぁ～て、これからいろいろできるようにならなきゃね。」


「ペンしか持ったことない小花が家事をやるなんてねぇ。」


「だから・・・あなたを初めとして、いろいろ学ばせてくださる先生をお願いしたんじゃない！」


「まぁ、第一秘書として高給取りはうれしいけれど、私も私生活が忙しいからあんまり小花のお世話はできないからね。」


「どういうこと・・・佑子？」


「じつは私、妊娠３か月だから、これからはあまりハードな仕事はできないのよ。
だから第２秘書の山口に執筆関係すべて引き継ぐことになったの。」


「えっ・・・ええーーー！！！仲元佑子はいつの間に結婚しちゃってたわけ？？」


「そりゃ、私だって対外的な仕事はいろいろこなしてたんだから、出会いはいろいろとあったわけ。
婚活パーティーはちょっとやばいって思ったけど、真崎達哉さんのことからいろいろとさぐりはいれていたし、きっとあなたは本気にならないと思って遊び半分だったのよ。

まさか祐司さんとあんなに仲良しさんになるとは思ってなかったしね。
いろいろわかってきたときに、幸鷹さんからも電話で相談があって・・・同じとこらへんまで調べがついていたんだけど、私の方が祐司さんのことがノーマークになってしまっていて、申し訳なかったわ。

幸鷹さんが独自に動いててくれて助かったともいえるわ。
・・・というわけで、取引先の人と結婚したから、これからは家事優先で教えることにするね。」


「そうなの・・・よかったかもしれないわ。
佑子が社にもどって仕事が長いと不安になることもあったくらいだもの。

これからはほんとにお友達づきあいができるのね。」


「お友達づきあいって・・・お友達は大学にいるでしょ。
私はこれでもあなたより２つ上なんですからね。

つまり、私の方がお姉さん。
小花もこれからは私は先生って呼ばなくてもいいわけだから、教えたことはしっかりと覚えてよね。」



佑子は健診後によってくれることになった。

それ以外は学校の友達や友達のお母さん、そして、幸鷹と勉強していくことになった。
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