お金より体力が大事?
山口はコクンと頷くと幸鷹に小花のことを頼んで病院を出ていった。
幸鷹はそれから3時間後山口に小花が目を覚ましたことを電話で伝えることになり、山口は電話の向こうでうれしそうな声をあげていた。
「僕これから空港に行くところです。
さっきまで犯人2人の面会にいって今回のプロジェクトを終了することも伝えてきました。
彼女たちも夢を見ていたって懸命に謝ってくれましたけど、あまりに激しいそういう感情って僕は怖いです。
だから僕はカメラマンチームといっしょに日本に帰ろうと思います。
あとのこと、樋川さんにお任せしていいですよね。」
「ああ、いろいろとありがとう。」
「いえ、僕の方こそご迷惑をかけてすみませんでした。
あの、でも僕は先生のことは好きですから。
だから先生のことを泣かせたら僕は絶対あなたを許さない。
いいですね。じゃ、さよなら。」
結局、小花が文章を書く以外のことはすべて完成して先に映像などは放映されることになった。
「幸鷹さん、なんで・・・こんなとこまで来たんですか?」
「ご挨拶だねぇ。こっちは心配しまくってとんできたっていうのに!」
「えっ・・・私、何日入院したんだっけ?」
「それすらも覚えてないんだろ?
仕事は君の文章入れ以外すべて終わってるよ。」
「あっ!・・・私の文章いれなきゃ・・・。」
「帰りの飛行機の中で考えるか、ここで考えてメールかファックスで送ればいいってさ。」
「ごめんなさい・・・。秘書がわりに使ってしまって。」
「いいんだよ。そのくらいは予想済みだから。
こっちも仕事は部下まかせにしてきたし。」
「あの幸鷹さん、そういうのやめませんか。
お互い仕事のある身だし、私は文章オタクですよ。」
「君は何にもわかってないな。
まぁ、俺も額縁ものか・・・って納得してたとこあったけど。
でも、そうじゃないって気づいてしまってさ。
ほら・・・これ。」
「ぎゃぁあああああ!そ、それは・・・・」
「ふふっ、君の日記帳だね。
うれしいことに俺への思いが切々と書かれてあるんだねぇ。
俺を飾っておいて眺めているのがいいなんて、やめとけやめとけ。
君にとっては俺と付き合うのは夢物語なのかもしれないけど、俺にとってはすべて現実なわけ。
スクラップブックもマメだったけど、ほんとに感受性豊かでマメな人で面白いね。」
「ひどいわ、他人の日記帳を盗み読みするなんて!」
「ごめん。けど・・・意識がもどらない間、君がどんな生活をしてたのか知りたくて。
ほんとにそれだけ知りたかっただけだったんだ。
まさか、俺のことがここまで好きだなんて知らなくてさぁ。」
幸鷹はそれから3時間後山口に小花が目を覚ましたことを電話で伝えることになり、山口は電話の向こうでうれしそうな声をあげていた。
「僕これから空港に行くところです。
さっきまで犯人2人の面会にいって今回のプロジェクトを終了することも伝えてきました。
彼女たちも夢を見ていたって懸命に謝ってくれましたけど、あまりに激しいそういう感情って僕は怖いです。
だから僕はカメラマンチームといっしょに日本に帰ろうと思います。
あとのこと、樋川さんにお任せしていいですよね。」
「ああ、いろいろとありがとう。」
「いえ、僕の方こそご迷惑をかけてすみませんでした。
あの、でも僕は先生のことは好きですから。
だから先生のことを泣かせたら僕は絶対あなたを許さない。
いいですね。じゃ、さよなら。」
結局、小花が文章を書く以外のことはすべて完成して先に映像などは放映されることになった。
「幸鷹さん、なんで・・・こんなとこまで来たんですか?」
「ご挨拶だねぇ。こっちは心配しまくってとんできたっていうのに!」
「えっ・・・私、何日入院したんだっけ?」
「それすらも覚えてないんだろ?
仕事は君の文章入れ以外すべて終わってるよ。」
「あっ!・・・私の文章いれなきゃ・・・。」
「帰りの飛行機の中で考えるか、ここで考えてメールかファックスで送ればいいってさ。」
「ごめんなさい・・・。秘書がわりに使ってしまって。」
「いいんだよ。そのくらいは予想済みだから。
こっちも仕事は部下まかせにしてきたし。」
「あの幸鷹さん、そういうのやめませんか。
お互い仕事のある身だし、私は文章オタクですよ。」
「君は何にもわかってないな。
まぁ、俺も額縁ものか・・・って納得してたとこあったけど。
でも、そうじゃないって気づいてしまってさ。
ほら・・・これ。」
「ぎゃぁあああああ!そ、それは・・・・」
「ふふっ、君の日記帳だね。
うれしいことに俺への思いが切々と書かれてあるんだねぇ。
俺を飾っておいて眺めているのがいいなんて、やめとけやめとけ。
君にとっては俺と付き合うのは夢物語なのかもしれないけど、俺にとってはすべて現実なわけ。
スクラップブックもマメだったけど、ほんとに感受性豊かでマメな人で面白いね。」
「ひどいわ、他人の日記帳を盗み読みするなんて!」
「ごめん。けど・・・意識がもどらない間、君がどんな生活をしてたのか知りたくて。
ほんとにそれだけ知りたかっただけだったんだ。
まさか、俺のことがここまで好きだなんて知らなくてさぁ。」