私とあいつの関係 *ステキな婚約者*
 反射的に手を引っ込めると、その場から少し離れた。




 私、何してんの……。




 すると離れてすぐにソファの方から声がした。




「やっべぇ……。寝ちゃってたか……」



 颯真は頭をかきながら呟いていた。



「ふふっ。颯真、おはよう。お風呂、入って来たら? 疲れてるでしょ?」



「ん? ……そうだな。入ってくるよ……」



 大きなあくびをしながらお風呂場へと向かった颯真。



 本当、疲れてるんだなぁ。
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