私とあいつの関係 *ステキな婚約者*
 無性に触れたくて仕方なかった。




 華音が苦しそうに胸を叩いたので、俺はゆっくり唇を離した。



「ちょっと颯真! 何するのよ!!///」



 頬を赤くして怒る華音だけど、まったく怒りに見えなくて。



「いや、ちょっとな……」




 怒っている華音を無理やり抱きしめた。



「だから颯真!」



「……俺、ちょっとヤキモチ妬いちゃったなぁ」



「……へっ?」
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