私とあいつの関係 *ステキな婚約者*
 私はゆっくりと颯真の隣に座った。



「俺さ。本当に華音に出会えてよかった」



「……そう…ま?」



 突然何を言ってるの?



 思わず颯真の方を見ると、ちょうど颯真と目が合った。




 ドキッ──




「華音……。好きだよ」



「颯真……」



 なんの前触れもなくそんなこと言うから、思わず私の目から涙がこぼれ落ちた。
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