私とあいつの関係 *ステキな婚約者*
 私が静かにため息をつくと、パパが心配そうに話しかけてきた。




「華音、ごめんな…。でも華音の相手はな、さっき言ってたようにパパたちの大学生からの付き合いなんだ。そんなあいつらの子なんだからきっと心配はいらないよ」



 と、いつもの優しい笑顔で頭をポンポンと撫でた。



 ……小さい頃からよく私が泣いている時とか泣きそうな時にこうしてくれたなぁ。



 パパはいつだって私のことを一番なの心配してくれたんだよね。




「パパ、ありがとう。……じゃあ、着替えて来るね?」



 私はそう言って笑い、2階に上がった。
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