私とあいつの関係 *ステキな婚約者*
 校門に着くと朝に乗って来た車があった。



 待たせてるし、早く行こう。



 俺は車に乗り込んだ。




「遅くなってすいません!」



「あっ、颯真様。いえ、全然大丈夫ですよ」



 車に乗ってすぐに謝ると、優しい笑顔で許してくれた佐々木さん。



 華音はというと……。



「颯真、用事は済んだの?」



 と、まだよそよそしいけど敬語なし&呼び捨てで、心配そうに話しかけてくれた。
< 96 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop