最後の龍の華②
「龍華はここにおってな
てか 一緒に入ろうか?」
扉に手をかける直前に後ろを振り向いていう
『...どっちでもいいかな...
私的には サプライズで驚かしたいなーって
思ってる』
「....そっか...
じゃあ 一回俺が入って 琥珀達がおるかみたるから 龍華はここにおってな 」
ニヤニヤとしている千草に内心こいつ本当にどうしようもないやつだなーって思ったけど、言うのもめんどくさいからそのままスルーする。
『はーい
いるかいないかは テレパシーでも使って...』
それに 頷いた千草は 教室に入って行った
うーん
いたらいいのだけど...
いなかったら、きっとあの部屋にいるんだろうけど....いなかったらあの部屋に直接行って驚かしてもいいよね!
あーあー。驚く顔を見たいなー、美形は驚いても美形なのだろうか?
そんな 考えをしているうちに
千草は ホームルームをしており どうやら私のことを最後のサプライズにするらしい...
ということは....
「(龍華...琥珀達おるでー
そのために 紹介を最後にしたんや....
存分に驚かしやー...!)」
『(オーケー
任せといて!!)』
そう返事して 私は気合いを入れる
といっても どうやろうかのシミュレーションみたいなものだけれども
「じゃあ 最後に紹介したいやつがおるから
静かになー...
ほな 入ってきていいでー」
千草によばれ
目の前にある扉を開ける
シーンとした空間に私のコツコツとした足音しか聞こえない。
そして 千草の隣まで歩き
正面をむく
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