最後の龍の華②
結論から述べると琥珀の言い分に従った。
なんというか、私と琥珀の性質は真逆なのだ考え方に魔法の属性も。
基本、静かにバレずに戦ってきた私は表舞台に立つ事がほぼない。
まぁ、今までの生き方からしてそれはしょうがないかもしれないけれど………
逆に琥珀はそこに立つだけ周りを威圧空間にしてしまう………おびき出して向かってきたやつと戦ってる。まぁ、周りが琥珀に行く前にふるいにかけているのだ、雑魚は四天王が倒していたに違いない………
そんな二人だから、どんな戦いになるやら不安になる。
「交代って言ったら交代してよね」
「わかった。俺が言ったときもそうしてくれると助かる」
ペアって言うから協力するのかなー?って思ったけど、これじゃあほぼ個人戦ね。
「当たり前よ。手助けぐらいはするわ」
「ねぇ、あそこの空気やばいよ」
「ほんとだ。ピリピリしてる」
「あっ、琥珀様じゃない!相手の女の人だれよ」
「知らないわ!誰か知ってる人いる?」
「私知ってる!!、転入してきた女子でしょ?!琥珀様と同じクラスよ!」
「えー?!ほんとに??!じゃあ優秀クラスじゃない!どこの族長の人なの?」
「さぁー、それがまだわからなくて……」
「琥珀様に近づく女子は全員気に食わないけど、あの人見てると思わないよね」
「あーわかる。というよりあの二人って揃えちゃ駄目なやつじゃない??」
「え?そうかな?」
「そうよ!だって、あんなピリピリした空気を出してて、近寄れないわ」
「………今年の投票あの二人にしようかな」
「ずるい!私も投票する!!」
「私達しか、見てないから賞金は総勝ちね!」
「そうね!」