花詩


早足で教室に向かうと、まだ誰も来ていなかった。




園芸部の私は、教室に花を飾っている。



今日も、新しい花を持ってきた。







花瓶に水を入れて…




「……ポインセチア?」





この声はー…





「はっ、早川くん!」



私は勢いよく振り返った。




「あっ、朝練、終わったの?」




「うん。そっかー、もうすぐクリスマスだもんな。」





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