チャラ男に恋したウサギちゃん

「魁…そんなにキツく抱きしめられたら、私困っちゃうよ?」



私がそういうと、少し抱きしめる力を弱めて、


「そんな顔してると、キスしちゃうよ?」


と意地悪く笑って、


「Chu♪」


と、キスをしてきた。



「…っな!?」


ポンっと顔が赤くなるのが分かって、思わず顔を背けたけど、


「かーわいー♪」


と言って、より一層抱きしめる力を強くするだけで、


もぉ、ホントに困っちゃうの!


「魁、みんなが見てるからやめてよ…恥ずかしいよ…」



「へぇー?じゃあもっと恥ずかしいことしちゃう?」



と言って、私の耳をペロッと舐めた。



「ひゃっ!」

小さな悲鳴を上げても、魁はヒートアップするばかりで、ボタンを外そうとした時、



バシッ!と音がした。

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